サブカル女子高生ロキちゃんとノンちゃんの漫才:椎名林檎

ロキ:ロキです!
ノン:ノンです!
ロキ&ノン:お願いしますー!
ロキ:私ね、ピザ屋になりたいんですよ!
ノン:ピザ屋?珍しいね~!?
ロキ:ピザ屋になったらね、ピザ屋の彼女になれるから!
ノン:椎名林檎か!それ丸の内サディスティックの歌詞でしょ!?
ロキ:私ピザ屋の彼女やるから、ベンジーになってグレッチでぶって
ノン:どんな漫才コントだよ!観たことないでしょ!
ロキ:じゃあデートがしたい!
ノン:急だなー!デートって言ってもどんなデート?
ロキ:豪雨の新宿の東口から大遊戯場歌舞伎町へ行き、その後カメラ屋さんの階段を降りた茶店でお茶、移動して銀座で警官ごっこをした後、山手通りでタバコの空き箱を捨て、池袋から終電で帰る、という約束は要らないので結局無しになるNIPPONデート!
ノン:椎名林檎か!むちゃくちゃ詰め込んだな、おい!結局無しになってるし!
ロキ:嗤う。
ノン:椎名林檎か!文字じゃないと分からないし!えっ、いつからそんな椎名林檎好きなの!?
ロキ:無罪モラトリアムってアルバムが出た時から好き!
ノン:私達まだ生まれてない!
ロキ:中でも歌舞伎揚げを食おうって曲が好きで!
ノン:歌舞伎町の女王だよ!ただのおやつタイムじゃん!
ロキ:15になったあたしは売るのは紀文だけで~!
ノン:豆乳売り歩く歌じゃないよ!自分だけでね!
ロキ:その後のね、A New Way To Flyって曲も好きで!
ノン:丸の内サディスティックのデモ版のタイトル誰も知らないでしょ!
ロキ:あと幸福論ってシングルの別バージョンが入ってて!
ノン:ライブで拡声器使って歌うやつね!
ロキ:「あー、あー、ピーピー、本当の幸せを~、ピー」
ノン:ハウリがすごいな!もっとちゃんと調節してると思うよ!
ロキ:その次のアルバムも好きであの品川シーサイドって言うんですけど!
ノン:それりんかい線の駅だろ!文字列似てるけど勝訴ストリップね!
ロキ:あのアルバムに入ってる罪と罰って曲のPVがすごくて、自分が使ってた……って名前の黄色いメルセデスベンツを真っ二つにしてるんですよ。
ノン:確かに歌詞の中で音声消されてるけど!誰が分かるんだよ!
ヒトラーって名前だから消されちゃってるんですよね。
ロキ:あと印象的なのが本能って曲で、PVでナース服着て、ガラス割ってるんですよね。それで盗んだバイクで走りだして。
ノン:後半尾崎豊になってるよ!夜の校舎の窓ガラスじゃないから!
ロキ:その後に出したアルバムが、やる気 全然 もう無理やめよっかなっていう。
ノン:カルキ ザーメン クリノハナだよ!そんなやる気急に失わないから!
ロキ:だからこの後活動休止してね~。
ノン:だからじゃないよ、別に!
ロキ:で、活動したと思ったらバンド組み始めて!メンバーが豪華で、椎名林檎浮雲向井秀徳
ノン:それ去年の紅白でしょ!浮雲が後ろで佇んでたやつ!
ロキ:残念ながら東京事変も解散してしまって、その後ワールドカップのテーマ曲を歌うんですよね。
ノン:NIPPONね。
ロキ:フレーフレー日本晴れ~♪
サッカーの歌なのに歌い出しが日本バレーって聴こえる致命的なミス(笑)
ノン:確かにちょっと気になったけど!
ロキ:で、最近もさっき言った通り去年の紅白に出て、長く短い祭っていう矛盾した曲を歌って!
ノン:確かにタイトル気になるけど!
ロン:近藤真彦もギンギラギンにさりげなくを歌ってたし、紅白のテーマが”矛盾”だったのかな~?
ノン:そんな訳ないでしょ!いやさっきから椎名林檎好きなのは分かるけど全然真面目に話さないな!
ロキ:なんでそんな怒るの!
ノン:いや別に怒ってないけど!
ロキ:あーもういい!漫才やめてマライア・キャリーのバックバンドになってやる!
ノン:いやそれ椎名林檎が高校中退する時に言った言葉!誰が分かるの!
いい加減にしてーーーー!!!

   

僕のネタツイートの書き方と、それを日常や物を作る上で役立てる方法

僕はツイッターでいわゆるネタツイート(以下ネタツイ)を頻繁に投稿しています。

そのせいかツイッターを知ってくれている初対面の人と会うとかなりの確率でこういう質問をされます。

 

「ネタツイってどうやって考えてるんですか?」

 

でも、正直な話、一部を除いてネタツイのほとんどがパッと思いついた物を書いているだけ。そんなにネタツイに人生のリソースを割きたくないですからね~。

ただたまに「絶対にウケたい……」と思って1から理論的に必死でネタを考えると時もあって、なんなんでしょうかあれは、発作みたいな物かと……

まあ一口に「ネタの考え方」と言っても色んなパターンのネタがあるんですけど、今日はその中でも一番基本的なネタの考え方を実際にツイートしたネタを例に書いていきたいと思います。

 

「たかがネタツイでしょ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ネタツイを上手く使って自分自身や作っている作品、所属している会社などをプロモーション出来たりもする時代ですし、もっと言うとネタツイの作り方一つにも日常で役立つ知識や、物を作る上での発想法の基本的な部分が入っていたりすると僕は思います。適当に参考にして役立てて貰えたらな~と思います。

 

 

では実際にツイートした事のあるネタツイを引用して解説していきましょう。

 

”『ちびまる子ちゃんが組んだバンド→ちびのまるの乙女。

みさえが組んだバンド→ちゃんとしてしんのすけ

波平が組んだバンド→BAKA-MOON

コナンが組んだバンド→忘れ蘭ねえちゃん

のび太が組んだバンド→WHITE ASH』”

 

うわ、恥ずかしい……自分のネタをこうやって改めて紹介するの恥ずかしいですね……でもこのツイートは3000RT5000いいねを超えていて、客観的に見ても“ウケた”と言っても大丈夫ではないでしょうか……このネタは実際にいるバンドをアニメキャラに合わせてもじったネタツイです。

一応解説しておくと上から「ちびまる子ちゃんゲスの極み乙女。」「クレヨンしんちゃん凛として時雨」「サザエさんの波平とKANA-BOON」「名探偵コナンと忘れらんねえよ」「ドラえもんとWHITE ASH(WHITE ASHというバンドにはのび太というメンバーが実際にいる)」にかけたネタになります。

このタイプのネタを僕はピン芸人がよくやるフリップネタと近いシステムのネタなので「フリップタイプのネタ」と呼んでいます。140文字という制限があるので軽く省いていますが(本当は明記するのが理想的)「アニメキャラがもしバンドやったら」という題で何個もフリップを出しているという風に考えて貰えば分かりやすいでしょうか。では詳しく解説していきます。

 

1.お題について

そもそもなぜお題がという物が必要かという所から解説していきます。

実はこのネタ『波平が組んだバンド→BAKA-MOON』だけでも成立するし、ある程度ウケると思うんですよね。でもそれだけだと弱い。

例えば野球選手が100m離れた場所までボールを投げれたら「すごい!」ってなるじゃないですか、でも「100m離れた場所にある的にボールを当てれる」だったらもっと凄くないですか?お題作りというのはその的を作る作業だと僕は考えています。

ただ小さすぎたらまず当たらないし、まず皆が的を確認する事が出来ないので?ってなりますよね。だからある程度の大きさ(伝わりやすさや自分の的の当てやすさ)も考慮する必要があると思います。このネタだと「“バンド”を使った“アニメ”ネタ」という割と伝わりやすい上に考えやすいお題になってますけど、例えば「“80年代”の“イギリス”の“バンド”の“ギタリストの名前”を使った“昭和”“アニメ”ネタ」とか制限をつけすぎるとまず何個も思いつかないし、マニアックになって普通の人そもそも成立しているのか成立していないのかが分からないじゃないですか。勿論凄さは増すとは思うんですけど、伝えやすくする為にある程度のラインに留めておく事が必要だと思います。

 

でもどうやってお題を考えるか。

僕のお題の基本的な発想法には「形容詞」と「かけ合わせ」があります。

形容詞は皆知っていると思うんですけど、例えば「弱い」とか「しょぼい」と人や物の属性を説明する品詞ですね。それを何かにくっつけるだけで一つお題が出来るんですよ。例えば大喜利のお題でも「このヒーロー弱そうだな~どんなヒーロー?」とか「このドラゴンボールしょぼいな~どんな願いなら叶えてくれる?」とかあるじゃないですか。そういう類のもう本当に一番基本的な考え方です。笑いというジャンル以外だと例えば「ワンパンマン→強すぎるヒーロー」とかありますね。的が大きすぎるのでお題としてはそこまで効果的じゃないと思うんですけど、誰も思いついてない様な物を思いつけたならお題として成立しますね。

でこのネタツイは「かけ合わせ」なんですけど、これはもうそのままで「◯◯×◯◯」という要素の掛けあわせという意味です。例の場合は「バンド×アニメ」ですね。この◯◯が知られていれば知られているほど距離が近ければ近いほど的は大きく、知られていなければ知られていないほど距離が遠ければ遠いほど的は小さくなります。このお題(設定)の考え方はもう広告コピーとか物語をとか何を作るにしても出てくる考え方ですね。特にアニメとかラノベとかまさにで、◯◯の作り方的などの本にも設定の作り方としてこの方法が紹介されている気がします。

 

2.フリを大事にする

まず“フリ“という物を強く意識している人っていないんですけど、例えばどの芸人さんのネタを見てもボケの前に緻密にフリが入っている事が多いんですよね。例えば一番ベタな例だと「もう8月ですか、暑くて暑くて仕方ないですけど8月でこれだけ暑かったら12月どんだけ暑いんでしょうね」というお馴染みのネタ。これ、実はフリまみれなんです。これからもしフリを抜いたら「12月になったらどんだけ暑いんでしょうね」だけになります。これだけ言われてもかなり分かりにくくないですか?つまりフリというのはボケを分かりやすくする為の物、もっと言うとどこが笑えるポイントなのかを際立たせて分かりやすくする為の物なんです。僕は個人的にボケよりフリの方が大事だとすら思っています。フリが上手な人は日常会話でもどこに行ってもウケますね。さっきまで解説していた「お題」もフリの一種だと思います。

では例のネタのどこがフリになっているか。

 

それは

ちびまる子ちゃんが組んだバンド→ちびのまるの乙女。

みさえが組んだバンド→ちゃんとしてしんのすけ

という部分です。

 

ここボケだと思われがちなんですけど、実は自分としてはウケなくても良いなと思って書いています。なんだったらボケが強すぎると笑っちゃって頭に入ってこないからフリとして際立たす為にボケの強さを弱めているぐらい。ここを読んで「バンド×アニメという設定なんだな」「こういう感じでネタが進んでいくんだな」という事を理解してもらってから、ネタを読んでもらっている訳です。

ボケの前にどういうフリを入れたらボケが分かりやすくなるかな?という事を考えればおのずとフリを付け加えていくのが上手になると思います。

これは日常会話やプレゼンなどでもそうで、いきなり言いたい事言ったり聞きたい事を聞いたりすると一切伝わりません。例えば一緒に住んでいる家族にいきなり「お前だろ!」って言われたら皆さんどう思います?「なんの話だ?」ってなりますよね。それを「昨日プリン買ってきて食べるのを楽しみにしてたんだけど、さっき冷蔵庫を見たらなくなってて、お前食べた?」って丁寧に解説されたら分かりますよね。

プレゼンでも今まで全く新しい商品を紹介や事業を説明するのに、既存の類似の物と比べたり、用途を説明してからだと非常に分かりやすい。テレフォンショッピングとかまさにでほぼほぼ商品を紹介する前に「カーペットにジュースをこぼしてしまった!なんて時に!」「従来の物ならこれしか汚れが落ちないのに対して~」なんて映像が流れますよね。

 

3.提示する順番を大事にする

これもフリの話と共通する部分があるんですけど、話を丁寧に飛躍させていく上で提示する順番はとても大事です。

このネタツイで「のび太が組んだバンド→WHITE ASH」から始めちゃうと「いやWHITE ASHってバンドにのび太って人がいるんだからただの事実じゃん」ってなりますよね。それを最後に持ってくる事によって「いや最後だけ事実(笑)」となる訳です。「コナンが組んだバンド→忘れ蘭ねえちゃん」から始めて、四番目に「ちびまる子ちゃんが組んだバンド→ちびのまるの乙女。」を持ってきても「後半弱くなったな」という印象になる。だからどれが基本的なネタで、どれが発展形のネタかというのを理解しておく必要があるんですね。

例えばですけどうちわを知らない人にうちわの良さを紹介するのに、先に扇風機とかクーラーを例に出したら「手使わなきゃいけないし、不便じゃない?」ってなりますよね。だからうちわ、扇風機、クーラーという物があるとしたら、どれが発展形か考えて「どれを良く見せる為に物事を並べるか」というのを意識する必要があるんだと思います。うちわの良さを伝えたいならその劣化版を考えて先に紹介した方がいい。

話を上手に飛躍させる時も、順番への意識というのは大切でよく友達と話が盛り上がって「あれ?元々なんの話してたっけ?」ってなる時があるじゃないですか。あれって最初に出てきたお題に対して答えているうちに、いつの間にか答えをまた新たなお題にして話を展開させている状態なんですね。この例だと暑い時に使う物という話からうちわの話になり、うちわの話から扇風機の話になって、扇風機の話からクーラーの話になって、クーラーの話からは電化製品の話にも電気代の話にも飛んで行ける出来るじゃないですか。暑い時に使う物の話をしていたのにいつのまにか電気代の話になっている。話がポンポン出てくる人というのはこの辺の順序と飛躍が上手なんですね~。

 

いかがだったでしょうか?これはただのネタツイの書き方について解説しただけなんですけど、なんとなくあらゆる物事にも応用出来る様な気がしませんか?この文章もネタツイの話一つから色んな所に上手に飛躍出来ていたら……と思います。

   

テレビを見て「どうせ台本でしょ」って言う人が嫌いなんだけど「これは流石に台本だな~」って笑っちゃった話

バラエティ番組を観ていて「どうせ台本でしょ」と言う人が嫌いだ。台本だろうとなんだろうと面白ければ良いのだから、わざわざ水を差して面白さを半減させる様な事を言う必要があるのか。緻密な台本によって作り上げられた番組が面白いのだとしたらそれはそれで素晴らしいではないか。寧ろプロの力と意地を感じて感動すらするし、誰も損はしない。「物事の本質をわかってる俺」アピールなのかなんなのか分からないけど、害しか生まないし鬱陶しくて仕方ない。

 

大体電波少年的なハプニングが沢山起きた方が都合の良い企画以外で細かく台本通りに進めるメリットはあまりない様に思える。不自然に台本通り進行していくより熟練のタレントに任せた方が面白くなる可能性が高いからだ。

実際知り合いの放送作家にあるバラエティ番組の台本を見せたもらった事があるのだが、台本と放送されている番組を比べるとコーナーの進行(アメトーーク!における「次は◯◯あるある~!」とか)や決まったセリフ(僕達は◯◯芸人です!とか)以外、台本はほぼ無視されていた。一時間の番組でも数時間収録する事もあるだろうし、従わない方が面白いのだから当然と言えば当然だ。

 

しかし僕にも以前テレビを観ていて「おい!!台本だろこれ!!」と思わず言ってしまった事が一度だけある。ある日、夕食を食べながら何気なくテレビをつけると、芸人数人と北斗晶が六畳ほどのスペースにカウンターのみを設置した飲食店で蟹を食べるロケが流れだした。狭い店内でギュウギュウに詰めになって蟹を食べるタレント達は「美味しい~、こんなまさに隠れ家的なお店あるんですね~!いやそれにしても店内狭いな~!」などと軽い冗談を交わしながら蟹の美味しさを言葉巧みに褒め称えている。しかしいくら頑張ったところで味が正確に伝わる事などないのだから視聴者としては寧ろ虚しい。そんな事より気になるのは値段だ。その期待に応えるかの様に一人の芸人が店主に蟹の値段を尋ねた。

 

芸人「この蟹いくらなんですか?」 

店主『一杯1500円です』

北斗晶「えー!この種類の蟹は季節にもよるけど、北海道で地元の漁師が競り落とした時点の値段でも3000円から5000円ぐらいするのにー!」

 

おい!!!!!!!!!!!完全に言わせただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんで急に北斗晶が「蟹の相場に詳しすぎるやつ」になるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

めちゃくちゃ笑っちゃった